mixi事件簿 〜mixiで本当にあったこんな話〜

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mixi株を大暴落させた「ケツ毛バーガー事件」

Shereなどのファイル共有ソフトを使ってウィルスに感染し、パソコン上のデータが流出するという事件は後を絶ちませんが、mixi株を大暴落させたこの「ケツ毛バーガー事件」は象徴的な存在になっているように見えます。 事件は、三洋電機に勤務する男性のパソコンがShareによりウィルスに感染し、交際相手の女性のわいせつな画像が流出した事に始まります。

女性の画像だけではなく、社員名簿、集合写真など、三洋電機の社内情報の多くが流出したとの事。 三洋電機によれば、業務情報を自宅で使用する場合は許可を取る事を義務付けているそうなのですが、この男性は許可を得る事無く情報を持ち帰った事などが明らかになっています。 匿名掲示板上では名簿や写真などから男性の身元がすぐに割り出され、それを元に10月4日に男性のmixiのアカウントが明らかになりました。

更に、交際相手のアカウントも判明し、mixi内は彼らの出身校や勤務先のコミュニティを中心に騒動が拡大していきます。 この事件の背景には、当初mixiが推奨していた「実名による登録」の危険性が存在しています。 実名登録を推奨していながら、その情報管理のあり方が不十分だった事などが、事件により露呈した事で、騒動の翌日(10月5日)には、株価が暴落しています。 その後10月12日には、mixi株はついに190万円割れ。しかし13日には反動で株価は多少戻しているようです。

匿名掲示板から流入した多くのユーザがこの事件に飽きると、mixiの運営部は事態収拾の為に「不審なアカウント」の一斉削除に乗り出しました。 しかしこの削除には一定の判断基準が設けていなかったと見られ、多くの無関係なユーザが、強制退会を受けたとして今でも「反mixi」の声が挙がっています。 事の発端となった、わいせつ画像に写っていた女性のその後については諸説あり、自殺したと報じたマスコミもありましたが、証拠がないとの事でこの記事は撤回されています。

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